TOEIC勉強する必要、多分あります。 〜自然言語処理〜
「将来AIが自動翻訳してくれるから、英語勉強しなくていいや」
自分は数時間前までそう思っていました笑
しかし、「AI vs 字が読めない小学生」という本を読んで考え方が変わりました。
英語の自動翻訳にはまだまだ多くの課題があるからです。
1、対訳データが足りない
自動翻訳を実現するためには、AIに日本語と英語の関係性を見抜いてもらわなければいけません。
そのためには、膨大な対訳データが必要です。
現在ある、参考書や、正式な翻訳家が作った対訳のデータだけでは足りないそうです。
2、翻訳の安全性
グーグルでは、対訳データの不足を補うために、クラウドソーシングと言うサービスを使っています。
具体的にどう言うサービスかというと、グーグル翻訳を使って出て来た言葉。その近くにある、翻訳情報を修正すると言うボタンを押せば、利用者が正しい翻訳データを入力して、データを集める手法です。
しかし、ここにも落とし穴があります。
利用者が修正を書き加えることができると言うことは、誰でもイタズラで間違った対訳データを書き加えることができるからです。
AIはとても素直です。
間違った対訳データを、正解と思って表示してしまうでしょう。
現に、昔Googleと翻訳で検索すると放送禁止用語が出て来たそうです。(今は修正されました)
3、ツールとしてのコミュニケーションの壁
仮に、完璧な翻訳AIを完成させてたとしましょう。
そして、実際にそれを使って外国人とビジネスの取引を利用するシーンを想像してください。
これはあくまで自分の考えなのですが、とても話しづらいと思いませんか?
一度言ったことをデバイスが読み込んで、外国人に伝える。そして、その逆も・・・
そうすると、少なくとも2倍の時間がかかります。
また、やりにくさも感じるでしょう。
円滑なコミュニケーションを取るためにはまだ、人が英語を勉強する必要がありそうです。
安全性、円滑なコミュニケーション、それらを考えると、まだ実践配備の日は遠そうですね!